橈骨神経麻痺とは
橈骨神経は手関節をそらしたり手指を伸ばしたりする筋肉を支配する神経です。この神経の麻痺を橈骨神経麻痺といいます。お酒を飲んで腕をいすの背もたれにかけたままあるいは恋人の頭を腕枕したまま長時間熟睡すると発症することが多いです
参照 後骨間神経麻痺 橈骨神経管症候群(橈骨管症候群)
症状
手関節を背屈(手の甲側にそらせること)したり手指を自力で伸ばすことができなくなります(下垂手 drop hand)。ただし手指のMP関節の自力での伸展は出来なくなりますがPIP関節やDIP関節の自力での伸展は可能です。これは手指のPIP関節やDIP関節の伸展は主には手内筋である虫様筋や骨間筋で行われ、これらは尺骨神経支配であるためです。
治療
ビタミンBの内服を行います。保存的治療(手術をしない治療)で予後は比較的良好です。保存的治療で治らないケースでは腱移行術を行います。三ヶ所程度の腱移行を同時に行うため出来れば手術は避けたいですが、三ヶ所程度の腱移行を同時に行う割には成績は良好です。
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